会長のあいさつ

～出来ることから～ 小さな福祉を 亀山の地から 皆さまと共に一人ひとりが主役の 地域福祉づくりを進めてまいります。 亀山地区社会福祉協議会　会長　大畠　正彦

活動内容の紹介

基本的な考え方
　急速に進みつつある、少子高齢化、核家族化、人口減少の社会環境の中、社会全体で支え合う力「自助・共助・公助・互助・近助」が大切であります。
　しかし、現在の私たちの周りでは社会全体で支え合う力５の重要性を認めながらも、隣近所の付き合いが希薄になり、お互いの価値観が多様化する中で、高齢者、子育てや介護をめぐる問題が顕在化し、社会的に援護を求める人々が多くなっています。この事は、既存の制度による対応では難しくなり、地域における支え合いとしての事業が重要となります。
　このような社会情勢の中で、福祉のまちづくりの在り方にも変化が現れております。特に団塊の世代の方が７５歳を迎える数年後を見据えた福祉施策が変わりつつあり、その一部分が行政から地域に降りてきております。この現実を受け止める亀山地区社会福祉協議会（亀山地区社協）の活動の在り方に変革が求められております。
　その一つに「地域包括ケアシステム」を基軸とした「高齢者の支え合い事業」です。もう一つは少子化を見据えた「子育て支援」等の事業の構築であると考えます。
　亀山地区社協としても、上部組織である広島市社協・安佐北区社協の方針を受けて、亀山地区社協の地域性を考えつつ、従来から”住んで安全　暮らして安心　絆のまち　かめやま”のスローガンを基軸活動として展開してまいります。
　社協活動はボランティア活動であります。亀山地区社協も上部団体の流れに沿って、従来の活動を主としながら、変わろうとする社会福祉の在り方の情報収集を行い、若年層の方々の意見を聞き、活動に反映させていきます。

実施計画
　実施計画は従来からの取組を継承し【福祉のまちづくり４つの要素】を重点的に取り組みます。
（１）安心して暮らせるまちづくり　（２）共に暮らせるまちづくり
（３）支え合えるまちづく　　　　　　（４）潤いのあるまちづくり
　この活動には亀山地区社協が地域福祉の推進役としての役割を担い、より住民に密着した亀山地区の地域性に合った安心・安全な福祉のまちづくり活動を展開していくことが重要であると考えております。
　具体的には４つの要素を地域における高齢者・介護を必要とされる方々への視点、子育て中への活動支援、その他住民への福祉支援などに、亀山地区社協の方部事業と各地域活動とに分けて推進し、活動としては次の３つを重要活動として取り組みます。
①訪問型活動⇒「あんしんネットワークづくり」
②参加型活動⇒「ふれあいいきいきサロン」
③発掘・養成・需給調整活動⇒「ボランティアバンク活動」
この活動を実施するためのツールとして「緊急医療情報きっと」・「緊急時見守り通報ネットワーク」の充実化・「サロン利用活動」・「ボランティアバンク」・「高齢者への見守り活動」・「住民主体型生活支援訪問サービス」の充実と定着化を図ります。また、亀山地区社協の活動拠点となる「社協かめやま（事務所）」を充実させ、皆さまのより身近な亀山地区社協として、より多くの方々が利用できる仕組みに取り組んでまいります。

福祉事業
（１）あいさつ声かけ運動
（２）見守り活動の推進
　　「緊急医療情報キット」「緊急時見守り通報ネットワーク」事業の推進、充実を図る。
　①ひとりくらし、ふたりくらし等の方々の訪問見守り活動を推進する。
　②「緊急連絡体制」「緊急連絡カード」「災害時の要介護要援護者の支援」「安心箱」の設置を推進する。
　③亀山学区自治連と協力して「となり組」活動を推進し絆を深めていく。
（３）地区内介護施設との交流活動を推進し、地区福祉活動に反映させる。
（４）「地域包括ケアシステム」の導入を推進する。
（５）「社協かめやま」における相談日のPRを行う。福祉関係の相談、通常ボランティア受付、「住民主体型生活支援訪問サービス」受付等

高齢者福祉の向上
（１）在宅高齢者（要介護４・要介護５）へのお見舞い
（２）在宅高齢者とその介護者及び９５歳以上の高齢者に配食し励まし訪問の実施
（３）ひとりくらし高齢者のつどいを開催
　①花見会
　②日帰り旅行
　③その他
（４）ひとりくらしふたりくらし高齢者のつどいを開催
　①ご夫婦ふたりくらしの方々へのつどい及び懇親会の開催
　②その他
（５）男性のための料理教室
（６）その他各地域における高齢者を対象とした事業への支援

敬老事業
（１）米寿、白寿の方にお祝い金を送り長寿をお祝いする
（２）各地域敬老の日に祝辞を送りお祝いの気持ちを伝える

ボランティアバンクの充実を図り、活動を定着化する
（１）バンク員を再募集し、派遣事業の充実を図る
（２）バンクスタッフの強化を図る
（３）サロンの新規開設があれば支援を行う
（４）「住民主体型生活支援訪問サービス」事業との連携を強化する

各地域の「ふれあいいきいきサロン」を支援し充実を図る
（１）幅広く参加者の促進と共に男性参加者の増加を図る
（２）サロン間の交流を図る
（３）ボランティアバンクの活用を図る
（４）亀山地域包括支援センターの支援による「ふれあいいきいきサロン」充実を図る
（５）新規開設の「ふれあいいきいきサロン」への支援を行う

各地域の「子育て育児サロン」を支援し充実を図る
（１）サロン間の交流を図る
（２）新規「子育て育児サロン」への支援充実を図る

災害被害者への援助
火災、風水害等の被災世帯に見舞金を贈る

学区内諸団体との活動推進会議と福祉懇談会の開催
（１）理事・代議員及び地域の福祉施設関係者等による研修会、情報交歓会と懇談会を開催し地域社会福祉の充実を図る
（２）学区内諸団体の代表者及び関係者等による組織内活性化（会員の加入促進）等の情報交換会を開催し地域社会福祉の充実を図る

各地域活動の福祉活動、こども福祉向上と健全育成を支援
（１）子ども会育成協議会活動への支援
（２）青少年健全育成連絡協議会活動への支援
（３）母親クラブ活動への支援
（４）子ども見守り活動への支援

広報活動事業
（１）広報誌「かめやま」を年２回以上発行し地区社協の広報活動を行う
（２）変わろうとしている社会福祉の情報収集

自主財源の確保
（１）亀山自治連と主催による「かめやま福祉バザー」を亀山地域まつり等に実施し社協活動の財源にする
（２）各自治会・町内会に香典・見舞・お祝い返しの自粛を呼びかけ、地区社協への寄付をお願いし自主財源とする

その他
（１）その他の福祉まちづくろに関することについて、理事会・役員・正副部長が必要と認めた事項の推進を図ると共に、他団体及び介護福祉関連団体の研修会、後援会に参加する
（２）ボランティア活動をしていただける方々を部員として登録する
（３）「広島市社協」「安佐北区社協」「亀山地域包括支援センター」と連携を密にして、福祉活動を充実させる