住所 | 〒750-0253 山口県下関市大字内日下1137番地 |
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下関市の水源地のひとつで、取水塔など、明治末期から
昭和初期にかけて造られた上水道施設がいまでも稼働し
ています。
下関では、明治24年(1891)に議会の承認を受けて上水
道の建設調査に取りかかりました。
内務省の技師でイギリス人のウイリアム・K・バルトン
は調査の結果、上水道の水源地として当時の豊浦郡内日
村の一ノ瀬が最適地であると報告しましたが、その後、日
清戦争の影響などで、明治34年(1901)にようやく着工され、
4年間をかけた貯水池工事と家庭配水工事を完了し、
明治39年(1906)1月1日に待望の給水を開始しました。
時代と共に、その都市規模を拡大するに従い、水需要も
多様化し増加したため、内日貯水池からさらに500mほ
ど上流に第二貯水池を築造することとなり、大正14年(19
25)に着工、昭和4年(1929)に完成しました。